受講者からのレポート「なにを学べたか」

 

〜匿名で掲載いたします〜

 

1◎自分が関わっている舞台の仕事はいろいろな人のおかげであり、舞台運営を支えているのは一人一人のスタッフであり、私含め、技術者の養成が急務であることを実感いたしました。
安全に舞台での演劇を観客に見て、聞いていただくには、スタッフ間のコミュニケーション(挨拶を含む)が大事であり、設備点検、保守、改修もよくよく心にかけて行かねばならないと思いました。
実際にあった落雷での出来事は、有事にスタッフが如何に冷静に、観客に適切なタイミングで、状況を的確に伝えるか、常に万全なリスクマネジメントを心がけることの大切さを学びました。
舞台業務は生命に関わる仕事であることを肝に銘じ、今後も日々の業務を真面目に取り組んでいきたいと思います。

第9章、10章の講義を受講しました。配信など最近多くなってきたことも、基本を確認することができ有意義でありました。
また、電源については業者に任せておりましたが、トラブルの原因の切り分けに役立つ内容と思いました。

 

2◎舞台業務について年数がたち、基礎などを見直すことが少なくなってきており、この講座を受講し改めて舞台について振り返ることができました。

 

3◎劇場は、民営の商業的ななりたちのものであっても、公共性が高い施設であり、総じて公共施設と考えてよく、そこで市民に応対する者として求められることは、「コミュニケーション」であると感じた。

そのためには、さまざまな知識が必要とされるが、その範囲は限りなく多岐にわたっている。

それらは記憶していなくてよいが、劇場の背景や可能性を、体系的に理解しているべきだろうと思われた。

そして、わからないことは調べることを厭わず、周囲の人を頼って協働することでもよいと考えた。

また、コミュニケーションの第一歩は発信であるが、双方向のものとして、受信されたことの確認や、受信した際の返信にも、意識を高めようと思った。

講義の中でも教本の内容からのアップデートがなされていたが、常に学んで自身もアップデートしていくことを心掛けたい。

 

4◎劇場技術者の役割や果たすべき使命について確認することができた。

劇場マネージメントとは、利用者や劇場に携わる方すべてが、同じ目標を達成することにベクトルを合わせて一つのものを成功に導くことだと思いました。

これを成功させるために幅広い舞台知識の習得が必要です。また一人では達成することができないので、多くの人が関わり、技術の継承も必須となります。「教えてもらったことを次の世代へ伝える」「成功体験や達成感を感じる」これら、先輩から教えられた哲学を次の世代に伝え続け、舞台技術に関わり持った一人として誇りをもった仕事をしていきたいと思います。

 

5YouTubeも含めて、全ての講座を視聴完了しました。どの先生も丁寧に各単元を説明いただき分かりやすかったです。中でも第9章の方はプロジェクターのスタッキング等写真や図が豊富で参考になりました。

今回のテキストと講義は、今後満遍なく舞台技術を学ぶ基礎になったと思います。開催していただきありがとうございました。

 

6◎各講師の皆様の講義を受け、講師の皆様の貴重な体験も伺うことができあらためて、基本の大切さを学ぶことができ、原点に立ち返る機会をいただきました。

「誰のため、何のため」を常に心がけながら、劇場の目標達成のために、安心、安全のホール管理を行っていきたいと思います。

今後も自己実現のために弛まず研修会に参加し自己研鑽を行っていきたいと思います。

 

7◎内容的にとても充実していて、全編をとおして興味深く受講できました。分野ごとに分類されており、集中することも整理することも容易にできましたし、知りたかったことも再確認できたことも多くありました。

これまで劇場技術に関わって見たこと、聞いたことなどの裏付けや再確認ができました。

 

8◎舞台照明の仕事では、テキストには掲載されていない画像によるスポットライトのあてかたの説明もあり、理解し易かった。

映像は他の舞台業務より最近知り始めた部分もあり、復習を兼ねることができた。
電源の講義に関しては、業務の経験で習得できるものではないため、理論・計算式等を学べて良かった。
講座全体を通して、舞台業務に携わる人間として必要なことが何かを学ぶことが出来た反面、幅広く多くのことを学ばなければいけないことも実感した。